SMAP解散について思うこと

1年半ぶりにログインしました。
まさかこんな理由でまたここに来る羽目になろうとは…。

SMAPが解散する、というニュースを見たとき。
今年の1月以降どこかで予測できた事態であったにもかかわらず、鈍器で思いっきり頭を殴られたような感覚に呆然とするしかありませんでした。
当然全然眠れなくて、0歳と2歳、二人の子どもに挟まれて朝までなんどもスマホを枕元に投げては拾い、情報を求めて、投げては拾い、また新しい情報を求めて。

その何か大切な軸を失ったような感覚は、太陽が東から登らず、海から水が引き、時計の針が止まってしまったような、いや、これらのことがたとえ全て起こってもこんな心もとない感覚にはならないだろう、というもので。
当然なのかもしれません。私はSMAPのいない世界を知らない。
物心ついたときから彼らはずっと、テレビの中でいつでも会える唯一無二のスーパースターだったのです。

そのスーパースターがお盆の、深夜の、違和感だらけの文章が綴られた、FAX一枚で消されようとしている。

意味が分かりませんでした。今もわかっていません。わからないことだらけで、一日中スマホを握って右往左往している。
でも少しずつ、はがきなりメールなりSNSなりで何かを発信することが数少ない、今できることの1つだということがぼんやりわかってきた。

私はいわゆるスマオタ、と言われる人間ではありません。
一度コンサートに行き、気に入った曲があれば買うくらいのライトなファンです。
ずっと追っかけられてたわけじゃない。
見逃した番組、聞き逃した発言は腐るほどあるでしょう。
それでも一連の報道に、全身をかきむしりたくなるような違和感を覚えている。
私が今まで見てきたSMAPという人たちと、報道されるSMAPの乖離があまりにひどくて、頭がくらくらする。

実はとても後悔しているんです。
1月の緊急生放送の謝罪。
生気を失った、マリオネットみたいになってしまったSMAPの姿があまりにショックで、「こんなことをさせられるなら事務所をやめてくれたほうがマシだ」と思いました。「こんな姿見たくなかった」とも思いました。
こうなってもまだSMAPを後押ししようとする担当の人たちの熱意が理解できなくて、「もう解放してやれよ」と思わずにはいられなかった。
1月以降、スマスマをはじめSMAPの出演番組はほとんど見ていませんでした。ついったーでタグをつけて一生懸命視聴をアピールしている投稿を見るのも少し苦痛だった。

同時に、きっと何事もなかったようにメリーさんたちに取り込まれて、いつか自分の信じていた姿とは異なるSMAPを見ることになるんだろう、とどこか諦めを感じていました。
それでも、SMAPが続くことをきっとどこかで手放しに信じていた。
解放してやれよ、と思いながら、解放されずにずっとSMAPが続くことをどこかで願っていたんです。

それが先日、深夜の一報で完全に崩れた。

SMAPは2016年で終わる。
私は2017年以降SMAPのない世界を生きていかなければいけない。

嫌だ。

嫌だいやだいやだ嫌だ嫌だいや、絶対に嫌!!!!!!!!!!!!

そのときはじめて、心から思いました。

SMAPやスマオタの人たちが築き上げた世界を享受だけしておいて、自分は大好きなSMAPが変わっていくことを恐れて生活に逃げていた。
なくなるってわかってからもがくだなんて本当に愚か。でもなくなってしまってからではもうもがくこともできない。

SMAPが好きなんです。たくさん助けられたし、笑わせられたし、恰好良さに震えたし、励まされた。
詳しくなんてない。今でも新鮮に驚く、知らないエピソードがたくさんある。こんなんで「ふんばる」なんて言っていいのかな、って躊躇する。
チキンなのでツイッターSMAPのことをつぶやくたび、実はドキドキしている。

それでも、私は私なりに、本気でSMAPが好きなんです。SMAPのいない世界を生きたくない。

今日母に子どもをみてもらって、はがきを買いに行ってきた。
真っ白のはがき。
何を書いてどこに送るかまだ決められていないけど、1月以降のような後悔だけはしたくないから、できそうなことを必死にやってみる。
CDも買う。複数買いなんてほとんどしたことないけど、ちんけな自尊心を抱えて恥ずかしがっている場合ではない。

嫌だ、と言いましたが、本当に、本当にSMAPの皆さんが解散を望むなら、それがベストではないにせよ、彼らがこれから生きていくために最大限良い選択である、というのなら、笑ってあきらめるつもりです。
でも現状、まったくあきらめるための説得力のある材料がない。それがいいのか悪いのかはわかりませんが。

ああ本当にもうやりたくないんだなぁ、やれないんだなぁってわかるまで、ジタバタしてみようと思います。
何よりも2017年の私のために。