おーまいぐっねす!
本当にタイトル通りのアルバムがきましたよみなさん…
Oh! My! Goodness! (ALBUM+DVD) (初回生産限定B)
- アーティスト: V6
- 出版社/メーカー: avex trax
- 発売日: 2013/02/20
- メディア: CD
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「アルバム完成のメンバー打ち上げ映像」に惹かれて初回Bを購入。
でもね、そんなことはどうでもよかった。
いやどうでも良いわけではないけど、このアルバムをアイドルの仕事として聴くなかれ。
一クリエイターであるビクトリーシックスの渾身の一作としてどうか!アイドルオタ以外も聴いてほしい!
こんなアイドルオタブログの片隅で本当何なんだけど!!
「好きなアーティストの新譜を心待ちにしてその内容が期待値をゆうに超えた」
という一リスナーとしてのベタだけど意外に稀有な幸福を味わえた、最高の一作であります。
私今30前なんですけど、V6って思春期の思い出と密接にリンクしていて、キンキと並んで「僕らの青春」という目でずっと好意的に見てきたんですね。
でももうそんな、過去の代名詞として見るのは失礼だと!(鼻息)
「今」のV6超面白いから、90年代後半に思春期だった人たち、未成年の主張とか見てた人たち!
その輝かしい思い出という荷物はいったん置いて新しい眼で全員集合だよ!!という気分です。
ええ例によって前置き長すぎて本当力尽きそうなんで僭越ながら一曲一曲、勝手に感想を綴るよ!!
1、omg!
はいきた、ジャニーズ作品において本人たち関係ないのに飛ばす気にならないイントロダクションきたこれ!!
個人的にはテーマオブアラシ(@Here QWe Go)以来ですかね。いやいやあれもばっちり嵐さんラップで参加してたからこれが初かもしれない!
もうこれは踊るしかないよ!顎を突き出して鶏のようにリズムを刻むよ!
私には代々木体育館ではなくフロアが見えたね!
制作者のcorin.さんによると「色々な仕掛けを沢山盛り込んでいるので何度も、何でも聴いて貰えると嬉しいです」とのこと。
今のところ仕掛けについては素人よく分かってないけど聴きましょう!何度も聴きましょう!!
いや上記の言葉はボーナストラックであるorz…についての言葉かもしれませんけど。(ライナーノーツは最初と最後の曲がまとめられています)
そんな細かいことはどっちでもin!(山本君でも佐藤君でもイエー)
何はなくとも何度も聴けるovertureです。
2、Supernova
もうこの曲について語らなければいけない何ていうんですか緊張感!!
セクバニコンを見た時から(DVDでですけど)、この子はセンターに躍り出て来る子だと思ってました!
それが実質一番バッターとして登場するんですよ。何この贅沢。巨人か!!
やっぱねぇ、先にパフォーマンスを見た身としては、この曲音源として聴いてもこんな格好良かったんだなぁという感慨がすごいです。
格好いいのにBメロでおもくそラテン出してくるとこなんてちゃんとジャニーズエンターテイメント(notレコード会社)していて泣けます。
囁く「kiss me touch me baby,baby」が好きです。(ほぼメンバーの声じゃないけど)夜道でモデル歩きしながら入り込んで囁いてる。(公害)
あと健くんの「ガマンデキナーイ」ね!剛君から始まる「gotta gotta havin' a good time」の流れももちろん好きです。
本当剛健の声って優秀な飛び道具だよな。一人ずつ入っていって最後の「フーベイベもっと愛したい↑」の坂本様のカタルシスよ。
信じられないくらいのハニーボイス(剛健)、濃薄甘い絶品声(坂井)、正統派いい意味でしかないベーシック声(長岡)を具えたV6に死角なしだよ!っていうことがまた再認識されちゃう一曲ですよ!
3、BING♂
濃いよー濃いよースパノバの後にこれとか濃いよタスケテ!!
何か今残りの曲数見たら好きでやってるのに割とげんなりしたのでスピーディーに行きますね!
未だかつてビンゴについて歌ったこんな目から鱗な曲があったかということと
ちょけまくってるのに音楽的に遊び心が効きすぎていてにくいなコノヤロ!ということと
これ案外シングルにしたら結婚式の二次会とかで使われて売れるんじゃね?という淡い期待を楽しんでんす、ということと
ビンビンビーン?を言う井ノ原さんが(歌い手として)ファンキーで格好良すぎるということを伝えられたらそれで満足です。
だってシングルがこれだよ!最高だよ!!
本当only dreamingからこの間に何があったのか、という話なのですが間違いなくV6第二章を拓いた最高のシングル。
発売すぐにシングル買って大概聴きまくってこの期に及んでまだ飽きないってびっくりだよ!
これ出た時「V6迷走ワロタ」みたいな人も少なからずいて、自分の理解できないことをすぐ「迷走」という言葉で片付けられる人は楽で良いなあ、と思ったものです。とよく分からない回顧DISをして次!
5、Maybe
オサレ。こういうのも歌えちゃうんだからV6は本当に死角がない。
打ち上げで制作の人が、「これほどたまらなく会いたいと思える」という歌詞が剛君から出て凄いと思った、みたいなことを言った時、正直いやいや「会いたい」なんてむしろ最近の頻出単語やろ、ぐらいに思ってみてたんですけど。
やっぱ曲で聴くと違う。「会いたい」という言葉に命が、熱が宿っていたね!
剛君の仕事なのにここを歌ってるのは剛君じゃなくて、そういうところも何か好きだなぁ。
最高の楽曲を創るためにベストの選択を模索した結果なのかなぁ、とか勝手に想像してにやにやしてます。
6、only dreaming
この曲は本当にいい曲なんだけど、この曲の本当の良さを知るにはこのアルバムが必要だった。
この振れ幅が必要だったんだ、と改めて思った次第です。
ここまで濃いアルバムに入れられて、初めてその個性が生きた曲じゃないかと。
7、D.I.S.
ダイスキー!!
あ、10文字以内で終わってしまった…どこか懐かしい、80年代?とかの匂いもするんだけどちゃんと今風でダンサナブルな曲。
「DANCE TO THE MUSIC」という言葉がこんなにしっくりくるアイドルは意外にいないのではと思うのです。
V6の「DANCE TO THE MUSIC」は「TO THE MUSIC」の部分がちゃんと生きている。
歌われてる、踊らされてるんじゃなくて自ら体を揺らし、声を張り上げて創る音楽、という感じがします。
ああこの曲についてじゃなくてV6の音楽という話になってしまった…。
8、エキゾチック・トリップ
これもダイスキー!何が良いってね、妖しげ!!!
アイドルが歌うのにダウナーで尖っててでもちゃんとアイドルしてて。
ギリギリなところを攻めてくるなぁ、という感じがする曲です。
とにかく癖になるので今の調子で聴きまくって最後にまだ新鮮さをもって残るのはこの曲かもしれないね、とか今聴いて思った。短さも良い感じ。
9、バリバリBUDDY!
会社員してた頃の応援歌です。
「頑張るよりも楽しんでー」のそうだよね感と「ハッピー」の馬鹿馬鹿しさ(褒めてる)に何度助けられたか知らない。
10、大人Guyz
音楽的には!一番好きかもしれない曲!
イントロで鳥肌!
ベースラインがとにかく格好良くて…レジの音入れたり遊び心も効いてるハネた曲ですよ!!
この曲を初めて聴いた時、ああ私は嵐さんにこういうのをやれるアイドルになってもらいたかったなんだなと合点がいきました。Here We Goの時の嵐さんにはこの未来が見えていたような…
なんて湿っぽく脱線しましたが、アイドルー?興味ないっすねーな方にも鼻息荒くお勧めできる一品。
ミュージックフォーザピーポーの人たちでしょ?って油断してたら火傷するぜ!!
9、ROCK YOUR SOUL
僕らのアイドルV6が帰ってきたぜ!!な一曲。
正直これをシングルとして初めて聴いた時は、あ、もうあの路線やめちゃうのかしら…なんてさみしく思ったもんですが完全なる危惧でしたね。
こういうアルバムを出してくれた上で聴いたら大変格好良い曲です。
その格好良いは他のアルバム曲との格好良いとはやっぱり違うのだけど、色々な格好良いがあるなんてなんて贅沢なんでしょう。
10、線香花火
箸休名曲。
V6のバラードは外すということを知らないのでこんなもん染みないわけがないですよ。
何かこれ聴いてると「ひろしぃいいいいいいいいいい」って絶叫したくなる頑張って堪えるけど。
11、親愛なる君へ
はいダイスキー!!
「本当にこれを最後にするよ」の三連符。
このベタさが昨今のJポップにはないのだよ!皆勇気を出して!恥ずかしくないよ!!
歌詞の話になりますけど「君との日々が希望をくれた それは本当さ だから今度は」
からの「誰かに希望を与えて」が切なくて…!!
ここでは岡田君だよなぁ、岡田君の声だよなぁ私がDでも岡田を使う!!と膝をパシパシ叩きながら聴いてます。
あとジャニオタとして、製作者の意図とはちがうって分かってるんですけど何となくこの曲には“じたんへの最後のファンレター”的なストーリーを当てはめて聴くとさらにグッときます。私は。
12、kEEP oN.
そして最後にキーポン。
何百回聴こうが電車で聴こうが歩きながら聴こうが家で聴こうが飲みながら聴こうが素面だろうがいつでもどこでも格好良いキーポン。
何回も言ってる気がしますけど言います。
剛健のラップ(と後ろのピアノ)
博の「ブラスバン!」(と後ろのドラム)」
じゅんじゅんの「オーベイベー」からの昇華していく感じ
キポンダンシーンの井ノ原坂本の本気で歌が上手い人が奏でるグルーブ感(と後ろのストリングス)
が大好きです!!以上!!
ボーナストラック orz...
先にDVD見てたのであれは何だったのかw感がうっすら残ってたんですけどここで!使われるんだ!
corin.さんの職人ぶりに舌を巻くわけですが曲が始まるまでがちょっと長すぎww
まぁそれもレアアイテムを発掘する気でね、あえて早送りせずに聴くとワクワクしていいんじゃないかな?と思います。
とにもかくにも今のV6が面白すぎてもうアップアップなんですが、アイドルも、いやアイドルだからこそ与えられるものを感受するのみならず自ら道を切り拓いていくことの大切さを音楽面でここまで体現してくれている人たちは今のジャニーズにちょっといないと思うので、後輩一同、その姿勢を見習ってますます我々を楽しませて欲しいと思う。おわり!!!