いつかまたね交点の先で
あんまりポジティブな記事になる気がしなかったのでやめとこうかと思ったのですが、せっかくこういう場があるので記憶を残しておきたく筆を取りました。(いや取ってないけど)
3日、嵐さんに会いに行ってきました。
Beautiful World、美しい世界。
あなたたちのBeautiful Worldはなんですか?一緒に考えてみませんか?的なOneを彷彿させるオープニング。
レポも何も見ずに本当に今までないくらいまっさらな状態で行ったコンが、結果的に私の花男新規名義の最後のコンになりました。なるんだと思います。今はまだあんまり整理できてないけど。
会場について最初に思ったのは、ファン層若くなったな、でした。
私が見る限り、ですけど家族連れとかおばあちゃんとか男子が少なくなり、その分10代の女の子が増えているように見えました。
席はアリーナF。通路側の席で、おおこれ意外といいんじゃないのメン通っちゃうんじゃないのなんて割と落ち着いて話していて。
結果何回かメンバーは来ましたし、全員の小尻を間近で拝むというブログ名冥利に尽きる結果に終わりましたし、二宮担のお友達は久しぶりに二宮のピースをいただいて、よかったねぇなんて笑っていて。
イエスノーのイントロには全身の血が逆流するような興奮を覚えましたし
智の大丈夫それ関節ねぇんじゃねぇのっていうダンスに息をのみましたし
雅紀のじゃなくては思ってたとおり可愛くて
じゅんたすの腰くねくねにはなんかほほえましい気持ちになって
櫻宮はごめんあんま好みじゃないソロだったので終始苦笑いしてた気もするけど楽しいコンだったとは思うんです。
それでも私の見た世界は、なんだかすっかり褪せてしまっていて。
銀テ争奪のためにメンバーの方なんて全く見てない、どころか肘が隣の人間に当たりそうになっても知らん顔の御嬢さん方や
何度もメンバーの声が聞こえなくなるマイクトラブルや
ハダシの未来すら踊れなくなっている自分自身や
声が出てようが出てまいがすぐに登場してサクサクと進むアンコールや
いろんなものが哀しくて、腹立たしくて、さみしかった。
メンバーのあいさつ、三が日からコンができる幸せを謙虚に語っていた。
首が痛くなるような高いところで、大勢の人を前に言葉を選びながら、それでも自分の言葉で話そうとしていた嵐さんは最後まで真摯なアイドルでした。
でも思ってしまったんです。
途切れまくり、外しまくりの歌で本当に楽しかった?
紙切れひとつにあなたたちの歌そっちのけで身を乗り出すファンの姿は見えていた?なんて。
別に私はアイドル相手にうまい歌聴きに行ってるんじゃありません。
求めてるのはその日多分その人が出せるであろうベストの姿。ベストを出そうとする姿。
自分が見た狭い範囲でのファンの姿に心底絶望したわけじゃありません。
声を張り上げて、周りを気遣いながら一緒にコンを作ろうとする、格好いいアラシストもあの中にたくさんいただろうこともわかってる。
でももう自分の見たひとつの事実に色々理由をつけて美化したり、自分なりに納得しようとする作業にエネルギーを費やす元気が本当になくなってしまった。
帰りの電車は本当にさみしかった。
自分から勝手に好きになっておいかけて勝手に離れるのにまるで失恋したような気分だった。
なんでアイドルなんて自分の意志でどうにもならないものを好きになってしまったのかなんて思って、
それでもヘッドフォンから流れるのはアイドルの歌でその存在に癒されている自分が滑稽極まりなかった。
2008年くらいから追いかけて4年、グッズも買わない(買ったけど新規友達にあげてしまった)、
半券やらうちわも残さない私の手元には本当潔いくらい何にも残ってませんけど、(残念なデザインの会員証くらいかw)
嵐さんには、ベタですけどたくさんの思い出と、大げさですけどある種の人生の指針のようなものをいただきました。
それがアイドルという虚像の力なんだって今は思います。
形のないものは消えようがないですからね。うふふ。
嫌いになんかはなりません。なれるわけがない。
これからもテレビで見かけたら応援します。曲も格好良ければ聴きます。
でも、現場はしばらく良いかなって思います。三年か五年か、また本当に会いたくなったときに会いに行きます。
それまで元気で、体に気を付けて(特に目元がひどい二宮と虚弱な雅紀)、頑張ってほしい。
五年後は智が36か。何も変わってない気もしますし、ひとりくらい結婚しててもいいような気もします。
まぁどっちでもいいです。健やかで、五人楽しくいてくれれば。
風を送る、という表現が苦手で、一度も使ったことはありませんが…。
これからは外野から、シカトされながらたまに微風くらいは送ってもいいかなと思います。なまぬるーい風をね。
気色の悪い感傷たっぷりの文をここまで読んでくださった方、ありがとうございます。
それではこの辺で。
あ、さよならじゃないよね。また、会えるから(ドヤ宮)。